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【スペインの闘牛場】オフシーズンでも観光できるおすすめ3選を紹介

闘牛場

Hola!  今回はスペインに旅行に来たけど、闘牛をやっている日に観に行けない時や、ちょうど闘牛がオフシーズン(11月から2月まで)という場合の時に、闘牛場を楽しむ方法をご紹介します。

闘牛場は、闘牛をやってない日でも年中開いているところが多く、雰囲気を堪能できるのでおすすめです。

それでは、オフシーズンでも観光できるスペインの闘牛場3選をご紹介していきます。

スペインの闘牛の歴史について

闘牛 歴史

闘牛はスペインで最も大事な伝統文化の一つで、国技です。2013年にはスペイン政府の文化省が闘牛を国の無形文化遺産としました。

スペインの闘牛の始まりは、はっきりしていないようで色々な説があるようです。

スペインでは415年から711年に円形競技場で闘牛が行われた記録が残っており、それが発祥ではないかとも言われていますが、、

一つの有名な説によると古代ローマ帝国がスペインを征服するときに「雄牛を神様への生贄に捧げる儀式をした事が起源」だと言われているようです。

雄牛は強さや力のシンボルがあり、キリスト教の聖書でもよく登場します。

更にローマ人はサーカスのようなものが好きで、そこから闘牛のようなエンターテイメントが生まれたようです。

そして18世紀前半頃まで、闘牛士は馬に乗って牛と戦っていたそうですが、18世紀中頃には地上で牛と戦う闘牛士が出現します。

この時代以降、現代の闘牛と近いスタイルになっていきました。

【スペインの闘牛場】オフシーズンでも観光できるおすすめ3選を紹介

それではオフシーズンでも観光できるスペインの闘牛場3選はこちらです。

①ラス・ベンタス闘牛場・マドリード

②マエストランサ闘牛場・セビリア

③メリダ闘牛場・メリダ

闘牛が観れなくても、意外と楽しめるところが沢山ありますよ! 3つの闘牛場の特徴をご紹介していきます。

オフシーズンでもおすすめの闘牛場①【ラス・ベンタス闘牛場・マドリード】

ラス・ベンタス闘牛場

営業時間 10:00〜15:00 (月曜日〜日曜日) 営業時間は変わる可能性があります。

住所    C. de Alcalá, 237, 28028 Madrid, スペイン

見学ツアー 一般 15ユーロ

ラス・ベンタス闘牛場はマドリードにあり、地下鉄ベンタス駅を出るとすぐにあります。

闘牛場の外観を観るだけでも、十分見応えがあるムデハル様式のレンガ色の建物です。見上げるほどの大きな建物には、24,000人ほど収容できるそうです。

ラス・ベンタス闘牛場は見学ツアーがあり、日本語のオーディオガイドや簡単なパンフレットがあるので自分のペースで見学することができます。

また博物館もあるので闘牛士の衣装や闘牛の絵画、闘牛で使われる道具など展示品も観れます。小さなお土産屋さんもあります。

スペインで、日本語のオーディオガイドがある闘牛場は少ないそうです。

オフシーズンでもおすすめの闘牛場②【マエストランサ闘牛場・セビリア】

マエストランサ闘牛場

営業時間 10:00〜16:00 (月曜日〜日曜日) 営業時間は変わる可能性があります。

住所    P.º de Cristóbal Colón, 12, 41001 Sevilla, スペイン

見学ツアー 一般 8ユーロ 

マエストランサ闘牛場はセビリアにあり、街の中心から近く、川沿いを歩いているとすぐ見つけることができます。

スペインで2番目に古い闘牛場で12,000人収容でき、地元の人たちに非常に支持されている闘牛場です。

マエストランサ闘牛場も見学ツアーを行っていて、スペイン語か英語でのガイドとなります。

博物館もあるので、闘牛士の華やかな衣装やポスターなど見れます。

オフシーズンでもおすすめの闘牛場③【メリダ闘牛場・メリダ】

メリダ闘牛場

営業時間 12:00〜2:00 (月曜日〜日曜日) 営業時間は変わる可能性があります。

住所    C. de Vía Ensanche, 1, 06800 Mérida, Badajoz, スペイン

見学ツアー 無し

メリダ闘牛場はメリダで有名なローマ遺跡が残る街の一角にあります。

闘牛をやっている時期は9月のみです。9月以外は闘牛場の中にあるレストランが年中空いています。そのレストランで軽く食事をとりながら、闘牛場の雰囲気を味わうことができると思いますよ。

もし館内の働いている人に聞くチャンスがあれば「観光で来ていて見学してもいいか」尋ねてみてもいいかもしれません。運がよければ、、闘牛場内も少し見れるかもしれませんよ。

私たちは少し見せてもらえましたが、偶然OKだった可能性もあるので、ご参考程度にして頂けたらと思います。

マドリードやセビリヤの闘牛場とは違い、アットホームな感じで地元の人が食事に来て集っている印象です。

まとめ

オフシーズンの闘牛場の楽しみ方は如何でしたか?

現在は、闘牛について賛否両論な意見が出ています。

動物愛護の観点からの声と闘牛を文化・芸術として大切に守っていくという両者の意見がある状態です。

これから時代と共に闘牛の世界も変わってくるのかもしれませんね。

私が肌で感じた印象は、スペイン人の闘牛に対する熱い想いはまだまだ消えていないと感じました。

スポーツとも言い難い、、芸術や伝統が入り混じった独特の世界観だと思います。

是非闘牛場へ足を運んでください!闘牛が見れなくても、建物を内観するだけで迫力を感じられるのではないでしょうか。

ありがとうございました。Gracious!

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